インドの神様ですが、日本でも有名かつ、人気の高い、ガネーシャ神。これらもサンスクリットの時代から存在しますので、当然梵字でもかけます。
gan,es'a。梵語、印度語、共に「e/エ」は長音ですので、「ガネーシャ」と発音します。印度では商売や学問の神として人気があります。シヴァとパールヴァティーの子供とされています。また現在の言語ヒンディでは語末の潜在母音(子音に着いたa短母音)が発音されない為「ガネーシュ」と聞こえます。
日本では...歓喜天、大聖歓喜自在天、聖天、等と言ばれ、上のサンスクリット「gan,apati/ガナパティ」から「我那鉢底/がなぱち」とも呼ばれます。ガネーシャ、ガナパティ共に「群衆の主」の意味です。
歓喜天の種子字は「gah,/ガハ」。日本読みでは「ギャク」です。
また、十一面観音の化身と抱き合う姿の秘仏も有り、一般には男女相愛、子授けの神として信仰されています(浅草の待乳山の聖天様が有名)。その場合の種子字は、「gah,」を並べて日本読みでは「ギャクギャク」です。サンスクリットにこだわるなら「グォガハ」でしょうか...